こんにちは。
今日も訪問してくださりありがとうございます
尾崎美穂です。
①お姉さんと一緒に黄色のボールで遊ぶ
②一人で緑のボールで遊ぶ
③その後、お姉さんを目の前に座らせ、お姉さんの後ろの右側に黄色のボールを、左側に緑のボールを出す。
さて、赤ちゃんはボールを指差しましたが、黄色と緑色のどちらのボールを指差したでしょう?
どちらだと思いますか?
実験の結果、2倍の割合でお姉さんと一緒に遊んでいない緑のボールを指差した赤ちゃんが多かったそうです。
私はお姉さんと一緒に遊んだほうの黄色のボールを指さすのかなと思ったんですよ。意外でした。
これは赤ちゃんがお姉さんが知らないであろうものを教えてあげようとしているために指差しをした、ということなんです。
お姉さんが指差しで教えてもらった緑のボールを見ると、赤ちゃんは満足そうな顔になったというのいうのです。
これは、脳の報酬系が他人にものを教えることで活性化し、快楽を感じているということなのだそうです。
赤ちゃんの「指差し」の行為には、「あれ、なに?」とか「あれ、とって」という意味だけではなく、「あれは〇〇だよ!」という意味もあったんですね
そこで大人が反応することで脳が活性化するというのですから、
大人の役割も大切ですよね。
それから、脳の神経伝達にはシナプスが重要な働きをしていますが、そのシナプスのピークは例えば視覚野においては生後8か月でピークを迎え、あとは減っていくそうです。
実験では、生後6か月の赤ちゃんに2枚の猿の顔の絵を見せて、
二つは同じか違うのかを見分けているか調べていました。
言葉を話せない赤ちゃんですが、新しいものを目にしたときにはそれをより長く見ることがわかっていて、何秒見たかで違いを認識しているかどうかが分かるそうです。
それで、生後6か月までの赤ちゃんは、大人でも見分けられないような微妙な違いを区別できるそうですが、生後9か月になるとそれができなくなるそうです。
赤ちゃんはその短い期間に、猿の顔を区別することは生きていく上で重要ではない、と学習するそうです。
そして、重要でないことを判断すると、それに関するシナプスは刈り込まれるそうです。
野菜の種を植えた時に、たくさん出てきた目の中から強そうなものを残して間引きするような感じですね。
そうして必要だと思われるシナプスは、より強化されていくということです。
これは全て、経験によって刈り込まれていくので、シナプスのピークまでにより多く経験したことが強化されていくんですね。
ということは、3歳くらいまでに何をやるか、どんな経験をするかが、子どもの将来にも関わってくるということです
あー、、、これは子どもを産む前に知りたかった情報
いろいろなものを見て、聞いて、触って、食べて、やって・・・
と、幅広く経験させていたら、違った能力を身に着けていたかもしれません
いかに3歳までの経験が、その後に大きな影響を与えているのかを思い知らされた番組でした。
この話は子どもたちにしておかなくっちゃ
最後までお付き合いいただきありがとうございました